2020年をめどに輸入が禁止

ミドリガメはもともとアメリカから輸入されて繁殖した外来種です。
ミドリガメに限ったことではありませんが、近年ではこうした外来種を手に負えなくなったために逃がしたり捨てたりする飼い主が増えていることが社会問題にもなっていることはご存知ですか?
外来種は本来その地域の生態系に存在する生き物ではないため、自然にはなたれると生態系のバランスを崩してしまうリスクがあるのです。
そのため、政府は国の対策プロジェクトとして外来種の輸入規制を進めています。

外来種であるミドリガメもまた、生態系への影響が懸念されているために2020年をめどに輸入が禁止される方向で検討が進められています。
実際にミドリガメによって生態系が影響を受けているケースはありますし、被害を受けている地域もあるようです。
例えば徳島県では、ミドリガメにレンコンの新芽が食べられてしまって多額の損失が出てしまっています。
もともと日本に生息しているニホンイシガメのエサや生息場所を奪ってしまい、ミドリガメの繁殖が著しい一方でニホンイシガメの数が激減しているとも言われています。

原因はすべて私達にあります

これまで自由に飼育できていたミドリガメが、2020年以降は輸入が制限されるので購入することができなくなってしまいます。
日本におけるミドリガメブームは1970年代ぐらいに始まってから現在まで、ずっと継続している印象があるほど人気がずっと続いています。
リーズナブルな価格で購入できる手ごろなペットですし、育てやすいという点でたくさんの家庭で今でも飼育されているのがミドリガメなのです。

環境省による輸入制限は、生態系のバランスを懸念することによる必要不可欠な対策なのかもしれません。
どうしてこうなかったのかは、これまで無責任にミドリガメを飼育してきた人たちにあります。
まさに自業自得なのです。

ミドリガメが大きくなってしまったからといって川に逃がした人は少なくありません。
上手く飼えなかったから可哀想、自然に戻してあげたいという気持ちで逃がした人も多いでしょう。
さらには、引っ越しするからカメは連れて行けないという理由で逃がしたり捨てたりする人もたくさんいるのではないでしょうか。
大切に飼育すれば10年以上生きることができるミドリガメですが、実際に10年以上飼育している家庭は全体の3%程度しかないと言われています。
一方で、逃がしたり捨てたという結末を迎えた家庭は全体の20%にもなっています。
人気が高かったミドリガメだからこそ、いま日本の生態系を脅かす侵略的外来種ワースト100にも選ばれてしまい、輸入制限の対象となってしまったわけです。

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