カメが最もかかりやすい病気

ビタミンA欠乏症は、カメが最もかかりやすい病気と言っても過言ではありません。
この病気はビタミンAが欠乏することによっておこる病気ですが、カメは必要な栄養成分のほとんどを食事からとっているため、食事の中に十分なビタミンAが含まれていないとビタミンA欠乏症を起こしやすくなります。
例えばリクガメの場合、キュウリやレタス、キャベツなどビタミンAの含有量が比較的少ない食事をしていたり、ウミガメの場合にはササミとか安いカメフードなどを与えているとビタミンAが慢性的に欠乏してビタミンA欠乏症を発症してしまいます。

どんな症状が起こるのか?

カメがビタミンA欠乏症にかかると、まぶたが腫れて目が開かない状態になってしまうことが多いようです。
少し腫れている程度では気づかないことが多く、気づいて動物病院に連れて来た時にはまぶたが細菌感染を起こして両目が開かないという状態になっていることが多いのが特徴です。
ただし、ビタミンA欠乏症になると両方のまぶたが腫れるかと言えば、必ずしもそういうわけではありません。
片目だけが腫れるということもあるので、注意しなければいけません。
腫れているのがまぶただけの状態なら良いのですが、放置してしまうと全身がむくんで動けなくなってしまったりひどい場合には肺炎を発症して死亡してしまうこともあります。

ビタミンA欠乏症によって起こる症状には、腫れ以外にもあります。
例えば上皮が角化したり、粘膜下腺部分の扁平化生などが起こることがあります。
ただしこれらの症状は素人では見分けることが難しいので、やはり私達が最初に気を付けて観察したい部分はまぶたの腫れとなります。

どんな治療法があるのか?

ビタミンA欠乏症はビタミンAが著しく不足していることが原因で引き起こされる病気なので、治療法としてはまず最初にビタミンAを注射して投与することになります。
注射以外に内服薬を使うという方法もありますが、ビタミンAは欠乏しても問題があり、過剰に摂取しすぎても健康被害が生じやすい成分なので投与する量には注意が必要です。

予防法を知りたい

ビタミンA欠乏症を予防するには、普段からビタミンAをたっぷり含んでいる食材を積極的に与えることが大切です。
リクガメなら、小松菜とか青梗菜、ブロッコリーなどがおすすめですし、ウミガメならエビとかミミズなど動物性のタンパク質をたっぷりとれるエサを与えましょう。
また、市販のカメフードを利用する場合には、あまりチープなものだと必要な栄養成分が入っていないことがあるので注意してください。
高価なエサを与える必要はありませんが、栄養成分表をしっかりしたうえでカメフードを選ぶのがおすすめです。

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