不正咬合はカメにも起こります

人間の口内疾患としてよく知られている不正咬合は、上あごと下あごの成長のバランスが崩れてしまい、かみ合わせが悪くなってしまうという病気です。
この病気はカメにも起こることがあり、不正咬合になるとカメは歯のかみ合わせが良くないためにエサを上手に食べることが出来なくなってしまいます。

不正咬合が起こる原因にはいくつかあります。
まず1つ目は、遺伝ということがあります。
カメを購入する際には、そこまでじっくり調べたうえでカメ選びをしているという人は少ないのですが、子ガメを購入する場合には親ガメのそうした部分をチェックしておけば遺伝的な要素で不正咬合が起こることはある程度防ぐことができるのではないでしょうか。

カメの不正咬合は、普段の食生活が原因で起こることもあります。
例えば、いつも柔らかい食事ばかりを与えていると、顎が十分に発達できずに不正咬合が起こりやすくなります。
喉に食事を詰まらせないようにとの親心で与えていた柔らかい食事も、度を過ぎるとカメにとってはマイナスの影響を及ぼしてしまいます。

代謝性骨疾患など別の病気が原因で不正咬合を引き起こすこともあります。
この場合、他の疾患によって二次的に発症している不正咬合なので、根本的な治療をする場合には原因となっている治療をする事が何よりも優先されることになります。

不正咬合の症状とは?

カメの不正咬合は、かみ合わせが悪いために硬いものを噛めないという症状が起こります。
柔らかいものばかりを選んで食べるとか、噛んでいても殆んど噛めていない場合などには不正咬合を疑ってみたほうが良いかもしれません。
不正咬合の度合いがひどくなると、カメの顔をパッと見ただけでも不正咬合を見つけることができます。
その場合には、動物病院で治療をスタートするのが良いでしょう。

不正咬合にはどんな治療法があるのか?

人間の不正咬合なら、歯列矯正や手術など様々な治療方法があります。
しかしカメの場合には、そうした治療方法は適用されません。
カメの不正咬合では、野菜の茎とかイカの甲羅のように硬いものを与えることによって顎の伸びすぎを防ぐことができます。

ただし牙が伸びすぎている場合には、動物病院に連れて行けば伸びている分をカットしてもらうことができます。
牙をカットしてもらうだけでもカメ本人にとっては食事がしやすくなるので、高い治療効果を実感できるのではないでしょうか。

カメの不正咬合を予防するための対策法としては、普段からあまり柔らかすぎるモノばかりを与えずに、野菜の茎を積極的に与えたりイカの甲羅などを与えるという方法がおすすめです。
普段の食生活で気を付けていれば不正咬合を予防できますし、発症しても進行を遅くすることができます。

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