カメは日中どうやって過ごしているのか

日本国内に生息しているカメの種類としては、本州・四国・九州で3種類、また琉球列島だけで3種類が分布しています。
北海道にも野生のカメを見かけることがありますが、それらはもともと北海道にいたものではなく本州や海外から持ち込まれた外来種がそのまま居ついたものです。

カメは動物園や水族館などの施設で展示されているもののほか、全国各地の公園内で過ごしているところを多く見かけます。
東京都内で言うと井の頭公園あたりの大きな池の周辺にかなりの数のカメが一緒に生息しているところを見かけることができたりします。

ただしそうした池で過ごしているカメの大半は外来種である「ミシシッピアカミミガメ」です。
特徴は顔の両脇にある目の後ろの部分に赤い模様がついていることで、「赤耳」のように見えることからそのように呼ばれます。

「ミシシッピアカミミガメ」はペット用に持ち込まれたものがそのまま自然にいつくようになったものではないかと推測されており、幼体の時は「ミドリガメ」と言われてペット用に飼育されているのを多く見かけます。

では日本固有のカメは何なのかということですが、こちらは「クサガメ」が代表的です。
クサガメは「草亀」もしくは「臭亀」と言われており、捕まえたときに身を守るために足の付け根から臭いにおいを出すという特徴があります。

ミシシッピアカミミガメと比較して甲羅部分に丸みがあり、また甲羅に縦に3列の盛り上がりがついているという大きな特徴があります。

最後に「ニホンイシガメ」というものも日本の在来種で、こちらは平べったい盛り上がりのない形の甲羅をしているというところで見分けられます。
別名「銭亀(ゼニガメ)」と言われており、よく祭りの縁日などで売られているカメがこれにあたります。

これらのカメ全体で共通しているのが昼行性で昼間に積極的に日光に当たりに行くということです。
よほど暑い真夏の時期には水や泥の中に入って隠れますが、基本的には昼間温かい時間帯は表に出て甲羅を干していたりします。

琉球列島のカメは夜行性

一方独特の生態系をしている沖縄周辺の離島においては、生息するカメの種類が異なります。
琉球列島でみられるカメは「リュウキュウヤマガメ」「ヤエヤマセマルハコガメ」「ヤエヤマイシガメ」といった品種で、いずれも昼間は水底に隠れていて、夜になってからゆっくりと活動を開始します。

ヤマガメとハコガメは陸生で、イシガメは水陸両性ということで若干生態に違いはあるものの、昼間人が多く出歩く時間帯には滅多に姿を示してくれることがありません。

いずれにしてもカメは外来種からの侵略が激しく、在来種の生態が厳しい状態となっているので絶対にペット用のカメを自然に放流しないでください。

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