カメの免疫力低下時に発症する水カビ病

水カビ病は、ミズカビ科の菌に感染することにより発症する病気で、カメだけでなく魚類もかかります。
この症状を引き起こした原因となった菌の種類によって病気の名前は異なります。

体の表面に付けられた外傷や他の寄生虫による傷の箇所にミズカビ菌が着いて発症し、外見上は、白っぽい綿状のカビのようなものが甲羅や皮膚に付着したようになります。

水カビ病の要因

水カビ病の主な要因は、水槽内の水質悪化・日光浴の不足・ストレス等の理由によりカメの免疫力が通常より落ちているときに、外傷の箇所に菌が繁殖することで発症します。
カメが水カビ病にかかる要因として一番多いのは飼育環境のトラブルなのです。

水カビ病は「日和見感染症」で、原因菌は普通にカメの飼育環境内にいます。
ですので、カメが健康な状態であれば、菌に触れても発症する訳ではないのですが、何らかの理由によりカメの免疫力が低下したときに発症してしまいます。

水カビ病の具体的な病状

水カビ病の外見上の病状は、発症場所により異なっています。
大きく分けて、手、足、首、しっぽなどの皮膚に症状が出るケースと甲羅に症状が出るケースに分けられます。

①皮膚の水カビ病
皮膚の表面に水カビ病を発症する場合は、皮膚の表面が白っぽく変色したり綿状の白い黴のようなものが生えます。
これが悪化すると、皮膚のただれや炎症に進み、重度になれば死に至ることさえある軽視できない病気です。

②甲羅の水カビ病
カメの甲羅は通常ツヤが出ていますが、水カビ病にかかると表面が真っ白く黴に覆われてしまいます。
甲羅が濡れていると気付きにくいですが、濡れていないときは甲羅が乾燥していてめくれそうな状態になります。

水カビ病の治療方法

水カビ病は先に述べたとおり、通常の飼育環境に存在する菌に起因するものです。
まず最初の治療として、ペットの住環境の見直し、日光浴時間の確保などの飼育環境を改善します。
具体的には、水温を25~30℃に維持して、水の入れ替えを適切に行い、水槽内を清潔に保ちましょう。

次に甲羅に発症した場合は患部の除去が必要です。
水カビに侵された甲羅は治癒しませんので、放置すると菌の温床となり健康な甲羅も菌に侵されます。
清潔な歯ブラシで優しくこすれば患部が落ちますので、健康な甲羅を痛めない程度の力で取り除きます。

患部の除去を繰り返しながら消毒を行います。
一番効果を発揮する消毒法はイソジンを使用する消毒です。
作業を始める際には必ず、カメを乾燥させてから行いましょう。
日光の紫外線は病気の治療にも有効で、単に乾燥させるのみならず、適度に日光浴で乾かすことは一石二鳥です。

イソジンの傷薬タイプを10倍に水で希釈し、用います。
日を浴びてカメを乾した後、希釈液をスポンジにつけて、患部に塗布します。
その後さらに様子を見ながら1~2時間程度乾かします。

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