カメが便秘になる食事・運動面の原因

チョットした理由からカメは便秘になってしまうデリケートな動物で、個体による差も大きいですが、1週間以上排泄が見られなかったり、苦しそうにいきんだりするケースでは何らかのトラブルが発生していると考えましょう。
便秘を含む疾患や床材など異物の誤飲など様々な原因が考えられます。

中でも、排泄が見られない場合は、便秘が疑われますが、その原因は、食物繊維不足、水分不足、運動不足などが挙げられます。
人工飼料ではどうしても食物繊維が少なくなりがちで、便秘に繋がります。
食物繊維を多く含む葉物野菜や草をメインに食べさせると便通が良くなるので、日頃から食事の管理に気を付けましょう。
子ガメのころより、日常食べさせる野菜や草は食物繊維を多く含むものを選びましょう。

また、水分の摂取不足も便秘の要因になりますので、必要な水分の補給ができているか注意しなくてはいけません。
運動不足も便秘の大敵で、飼われているカメは、運動不足になりやすい点に注意しましょう。
日光浴を兼ねた、外の散歩は便秘だけでなくストレス解消にもつながり、さらには他の疾患予防等幾つもメリットがありますよ。

飼育環境面の原因

ケージ内の住環境がそのカメの種類や個体に合っていないケース、特に設定した温度が低過ぎると、食事のスムーズな消化が進みません。
温度が低過ぎる設定だと、活動も鈍り、食欲も低下しますが、食べた物を消化できずに腸内に貯めている場合があります。
住環境の飼育温度がそのカメの活発な活動に適しているかどうかを確認する必要があります。

カメの便秘解消手段

カメが数日程度排泄がないケースや、軽い便秘症状が疑われたら、体を温めるための温浴が有効です。
30~35℃程度のぬるめのお湯を、容器に入れて、10~15分程度温浴させ体を温めます。
体が温まると代謝が活性化し、消化器官内に停滞していた糞や尿酸が出やすくなります。

絶対に見過ごせない命に関わる便秘

糞が出ないという、同じ便秘症状でも、カメにとって命取りとなりうる危険なケースもあり、留意しなくてはいけません。
たとえば、便や尿に血が混ざるなどが観察された場合は早期に動物クリニックでの受診が必要です。

このような症状を示す可能性としては、
①床材などの異物を誤飲したケースが想定されます。
食べ物でない、消化できない床材などを誤飲して、腸に詰まると糞が排出できません。
散歩しているうちに、落ちている異物を飲み込んでしまい腸に詰まらせていることもあります。

②結石ができて詰まっているケースもあります。
陸ガメによく見られますが、結石が大きくなると排せつ物が排出できなくなります。
便秘だと思い込んでいたら、結石が体内で大きくなっていることが原因だったケースもあります。
結石の場合、クリニックで摘出手術等の方法で体内にできた石を取り除く必要があります。

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