ワニガメとは

ワニガメとはカミツキガメ科、ワニガメ属のカメのことです。
生息地はアメリカ南東部の比較的暖かい地域です。
英名は「Alligator snapping turtle」で(ワニみたいに噛み付くカメ)となります。
甲羅の長さは70cm前後で淡水に住んでいます。
甲羅がとても特徴的で筋上の盛り上がり(キール)が中央とその左右に合計三本あります。
キールは通常ほとんどのカメにありますがそのキールがこれほどとげとげしく尖っているのはワニガメだけです。
頭が非常に大きく噛み付く力が強いのが一目で分かります。
その噛み付く力は400kg以上あると言われています。
これは人間の指など一撃で喰いちぎります。
ただ、顔があまりにも大きいので甲羅の中にしまうことは出来ません。
口にはくちばしがあり鉤のような形をしています。
口の中にピンクの細い舌があり、この舌を水中で動かすことによって小魚をおびき寄せて捕獲します。
ワニガメは水の流れが少なく砂や泥が堆積した場所に住むので小魚からはこのピンクの舌だけが見えるそうです。

生態

サワガニ
生活のほとんどを水中で過ごして産卵時期に陸に上がって産卵する。
産卵は3年に一度で30個前後の卵を産みます。
卵から大人に成長するまでが10年以上かかると言われています。
寿命はとても長く飼育下で50年以上生存したケースもあります。
食事は動物食が強くて魚、カエル、カニ、鳥、果実などを食べます。

周辺環境

アメリカでは森林破壊や乱獲によってその個体数は激減しています。
それを受けてアメリカの個体群はワシントン条約に掲載されました。
ただ、近年日本ではペットとして飼っていたワニガメを遺棄する人が増加し、その遺棄されたワニガメが野生として繁殖している可能性が指摘されています。
特に2006年に東京上野にある不忍池でメスのワニガメが見つかり、さらに産卵していることがわかったときには衝撃が走りました。
もしも、ワニガメが日本で繁殖してしまったら間違いないなく生態系に影響がでます。
ですから日本では要注意外来生物に指定しています。
現在では飼育にあたって地方自治他の許可が必要になり現実的には新たに個人がペットとして飼うのはほぼ不可能になりました。

その他

ワニガメはその風貌から映画「ゴジラ」の中に出てくるガメラの参考にされたといわれています。
それほど見た目に迫力があり人間に恐怖を与えます。
現在では要注意外来生物に指定されており一般人の飼育は難しいですが、その迫力には驚かされます。
野生化した場合人間が噛まれるトラブルを懸念されますが普段は水の中で生活しますし、もし出会っても指を出してストレスを与えなければ噛み付かれる心配はほとんどありません。
ただ、生態系に影響を与えるのは間違いありませんので飼えなくなったからといって遺棄することはいけません。

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