アンナンガメ について

アンナンガメはベトナムなど東南アジア地域に生息している見た目の美しいカメです。

一見地味なようですが、なだらかな丸みのある甲羅と上顎から顔全体に横方向に入っている黄色いラインが大きな特徴となっています。

成体となった時に体の大きさはだいたい17cmくらいで、おとなしい性格から一日のほとんどの時間を水の中で過ごします。

アンナンガメはかつてはペット用として流通していたこともありますが、現地で乱獲されたことと水質汚染が起こってしまったことから個体数が激減してしまい近絶滅種として指定をされるほどになっています。

ちなみに「アンナンガメ」という名称は主な生息地であるベトナム北部の都市「安南」から来ています。

なぜ過去に乱獲をされることになってしまったかというと、中国やベトナム地域でアンナンガメは食用や薬用にされてきたためです。

ワシントン条約により流通や捕獲が制限されるようになったのは2003年からのことですが、今を持っても時々違法な捕獲や輸出がなされているのが現状です。

通常のペットショップではもちろんアンナンガメを購入することはできませんが、もし違法な取引がされているところを見かかけても絶対に購入しないようにしましょう。

アンナンガメ の生態

アンナンガメは水棲なので飼育される場合には水をたっぷり満たした水槽の中に入れます。

水生動物の博物館や水族館では稀にアンナンガメが飼育されているところを見かけることができますが、そうしたときにも必ずたっぷりの水の中でじっとしている様子が見られています。

もともとの生息地が東南アジアということもあり、寒さに弱く冬季でも冬眠をすることはありません。

完全に水の中しかないという環境でもよくなく、適度に陸地に登ることができるような斜面をつけてあげるのがよいようです。

水温が下がらないようにヒーターなどを取り付け、常に暖かく湿度が高い状態を保つようにします。

主な餌は雑食なのでかなり多くの種類のものを食べますが、最も栄養価の高い小魚を挙げるとより早く成長をすることがわかっています。

しかしながらカメ全般の特徴であるようにあまり沢山の餌を与えすぎてしまうと肥満によりうまく動かなくなってしまいますので適度に量を絞ってあげるようにしたいところです。

飼育の仕方と注意点

近絶滅種として指定をされているアンナンガメですが、実は繁殖はそれほど難しくありません。

子供は卵として産むのでそれを丁寧に育てていけば繁殖させることは十分に可能です。

ただし日本国内で育てる場合にはどうしても現地よりも温度が低くなるので温度調節には十分に気を使わないといけません。

特に子ガメの時期には寒さに弱く、深い水の中に入れてしまうと自力で上がることができなくなってしまうので優しく育てやすい場所に隔離しておくことも必要です。

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