特殊な生態をしている

オサガメは、亀の中でも少し変わっており、特殊な生態をしています。
ゾウガメよりも大きな亀であり、世界最大の亀となっており、大人になると体長は2m以上、体重は最大で900kgほどになります。
熱帯から温帯にかけて生息し、通常は水深の深い場所を回遊し、水深1200mぐらいまで潜れます。

亀としては珍しく、甲羅が皮膚で出来ており、そこには7本の線が入っています。
甲羅は黒い色をしており、個体により白や青の斑点を持っています。
しかしながらも、体は水深の深い場所でも生きられるように、特殊な構造に進化してきました。
甲羅を皮膚で柔らかくすることによって、水深の深い場所でも対応できるように適応したのです。
また甲羅が独特なので、他の亀と区別をしやすいです。

呼吸を肺呼吸意外に皮膚呼吸もしており、一度海面に出て酸素を吸うと、そのまま1ヶ月以上潜っていることが出来ます。
他の亀と比べると、生態などは不明な部分も多いです。

無数の口の中の突起を持つ

オサガメのエサは、主にクラゲを食べますが、その他にも、甲殻類や魚、海草や藻なども食べます。
何よりもその口の中が特徴的であり、亀は歯を持たない生き物ですが、オサガメの口の中には無数の突起が生えており、これが歯のような役割をしており、クラゲなどのエサを食べても、より早く消化できます。
ただこの突起は歯のように硬くはなく、柔らかく、クラゲなどを飲み込むときに、胃まで移動を遅くし、クラゲが裂けて、胃で消化しやすくします。

孵化した子供

オサガメも他の亀と同じように、砂浜に上陸し、穴を掘って卵を産みます。
そしてこれも他の亀と同じように、孵化した子供は、月と星の明かりを頼りに、海に行きます。
最近では、街の明かりのせいで、方角がわからないこともあるようです。

生まれた子供の性別は、砂の温度によって決まります。
温度が高いとメスになり、温度がわずかに低いとオスになります。
浅い位置に産み付けられる卵は、砂への直射日光によって、砂の温度が高まってメスになりやすいです。
ただ砂浜の状況は、曇りの日が続く、雨が降って砂の温度を下げるなどもあるので、必ずしも浅いところだからメスになるとは限りません。

ウミガメの一種ながらも、ウミガメの中では一番長い距離を移動します。
生まれたところからエサ場まで、およそ4800kmも移動すると言われます。

最近ではオサガメは絶滅の危機に瀕していると言われます。
それはこの亀の卵が珍味であり、乱獲されて売買されているということと、砂場の温度の変化にあります。
産卵地となっている砂場の温度が、30度以上になることが多く、生まれる子供のほとんどがメスであり、これも絶滅への拍車をかけています。

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