ニホンイシガメとは

ニホンイシガメとはイシガメ科イシガメ属のカメのことです。
北海道を除く、本州、九州、四国に生息しています。
日本固有のカメであり古来より多くの日本人に愛されてきました。
英名は「Japanese pond turtle」であり、日本固有種であることを表しています。
甲羅の長さは約10cmから25cm程度です。
オスよりもメスのほうが大きくなることで知られておりオスは大きくなっても15cm程度です。
逆にメスは20cmを越える事もあります。
昔は稚ガメのことを「ゼニガメ」(甲羅が江戸時代の一文銭に似ているため)と言っていましたが、現在では外来種の可能性が高い「クサガメ」の稚ガメの事を「ゼニガメ」と呼ぶようになりました。

生態

川、田んぼ、池、湿地帯など水が溜まっている場所に広く生息しており、水が流れている場所を好みます。
汚れた水を嫌い、生活排水等は避ける傾向にあります。
しっかりとした甲羅からも分かるように耐寒性が強くて、冬でも天気がよければ活動している姿を見ることができます。
但し、夏の暑い日には活動するのを避ける傾向にあります。
自然ではとても行動的で1日に1km以上移動する事もあります。
特に水の中では想像以上に早く泳ぐことが出来るのでペットで飼っている人が浅瀬を散歩させていると、いつの間にか泳いで逃げていったということがあります。
現在では水質の汚濁やクサガメの増殖、アメリカザリガニ、ブラックバスなどの影響で個体数が激減しており20以上の都道府県で地方版レッドデータブックに載っています。

飼育の仕方

水槽で飼う場合には大きくなることも想定して広い水槽を要した方が良いです。
かなり活発に活動しますので狭い水槽ではストレスを抱える原因になります。
水を多く入れる必要は無く手足にかかる程度で良いでしょう。
あまり多く水を入れてしますと病気になる可能性が高くなります。
ただし、少なくてよいからと言って水が汚いと育ちません。
ろ過装置を付けない場合は頻繁に水を換えて常にきれいな水を保持してあげましょう。
甲羅や皮膚を乾かすことで病気等を防ぐ為それらを乾かせる環境と紫外線を出す照明の取り付けが必要になります。
食事は生餌が理想的でミミズ、メダカ、おたまじゃくし等を好んで食べます。
ペット用に人工飼料もありますが生餌とのバランスを考えなければなりません。

その他

ニホンイシガメは年々個体数が減少しており将来はペットとして飼う事が難しくなる可能性があります。
そして比較的飼い易いと言われていますのでカメが好きな方にはぴったりです。
但し、とても活発なので広い水槽や遊ぶスペースを確保できなければ飼うのは難しいかもしれません。
人になついて温厚な性格なので初めてカメを飼う方でも安心です。

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