爬虫類が専門という珍しいクリニック

レプタイルとは爬虫類のことで、診療対象が、カメやトカゲ、ヤモリ、ヘビと爬虫類に限定されているという、東京都文京区本郷にある珍しいクリニックです。
院長の小家山仁先生が、爬虫類を専門に扱うことになったきっかけは、獣医科の学生時代の自らの体験です。

ペットとして飼っていたカメが体調不良になったとき、どの病院に行けばいいかわからなかったのだそうです。
大学では爬虫類については学ばなかったそうですが、「せっかく獣医学科で学ぶのだから自学で勉強しよう」と、辞書と専門書を必死で読んで知識を身に付けたそうです。
レプタイルクリニックに来院する動物達の約70%はカメが占めており、病状は、卵を詰まらせたり、人間と同様に下痢や肺炎も患います。

人間や犬、猫など恒温動物の場合は、症状にあった投薬治療が有効な場合が多いです。
しかし、カメを始めとする外温動物の場合、その体調は、飼育環境の影響を大きく受けてしまいます。
ペット達の健康を取り戻すためには、もともと生息した地域と同様の気候がベストなのです。

ペットが飼われていた環境の聴き取り後の、改善の助言を実行するだけで症状が解消される場合もあるほど、住環境はペットに大きな影響を与えるのです。
爬虫類の性質は思いのほかデリケートなのですね。

完全予約制の全国に患者を持つ病院

爬虫類の診療は犬や猫に比べると時間を要するため、診療は「完全予約制」です。
クリニックはJRや東京メトロ「御茶ノ水駅」に近く歩いても3分~5分なのですが、爬虫類の専門病院が少ないこともあり、来院者は近隣に住んでいる人より、口コミで知った遠隔地の来院者が多いです。
中には、北海道や九州在住の人や海外に居住する人が一時帰国の際に来院することもあるのだとか。
遠くから来た人に対しては、特に住環境の改善を念頭に長期的な病気の治療、再発予防の助言をするそうです。

診療を受ける際の留意点

レプタイルクリニックでの診療は、飼い主からの丁寧な聴き取りから始まります。
通常の病院と同じ、いわゆる問診です。
ペット達が置かれている住環境を始め、温度や湿度、食事のメニューや最近の食べ方など様々な多角的視点から聴き取りが行われます。

それだけ、爬虫類を取り巻く環境がペットに与える影響は大きいということでしょう。
そして病状の治療を始める前に環境を変えることが先決だとの判断が下れば、個別のペットに合わせた飼育環境について指導がされることもあります。

このように1つ1つの要因のチェックを行いながら、丁寧に診療が進められますので、診療時間が長くなりがちなのです。
他のクリニックでの投薬治療で効果のなかったペットが、住環境の改善のみで回復したケースもあるそうで、問診できちんと答えられるだけの準備をしておくことが有効な受診に繋がります。

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